2020年7月12日日曜日

金沢市民劇場2020年初夏のサークル代表者会議。コロナ禍での活動と2022年の例会づくりについて情報提供がありました

コロナ禍の中,全国の劇団,演劇鑑賞団体が大きな影響を受けています。その辺の状況についての,お知らせがあるということで,金沢市民劇場のサークル代表者会議に出席してきました。今回は7月8日~10日に行われましたが,私は10日夜に参加してきました。
内容は,(1)コロナ禍中での例会等の活動について,(2)今後の例会づくりについての2点でした。

まず。3月以降,ほとんど行われなくなってしまった,各劇団の近況報告のような形で,DVD「劇場で会いましょう」を参加者で一緒にみました。
手作りスクリーンに投影していました。
例会でお馴染みの俳優さんが次々と登場をしましたが,舞台上でのメイクをした時の雰囲気とは違い,「普通の人」という感じに興味深いところでした。このDVDですが,次のQRコードからも閲覧できるとのことです。

この動画にも収録されているのですが,加藤健一さんから「演劇の会場は,本当に「密」なのだろうか?」という問題提起がありました。結局,リスクをどこまで容認するかという問題になるのだと思います。当面は各業界で決めたガイドラインに沿って進めざるを得ないのだと思いますが,色々な文化・芸術を破壊し尽くすことのないことを願っています。

その鑑賞ガイドラインですが,金沢市民劇場で使っている,金沢市文化ホールの場合,次のような「千鳥指定」という形になります。席詰めもするそうですが,「1席空けて席詰め」ということになるようです。
その他,例会に参加する際「例会参加カード」を出して欲しいとのことでした。

コロナ問題とは直接的には関係はないのですが,昨年10月の消費税増税の影響と健全財政の確立のため,一般の会費を月額2700円に値上げしたいとのことでした。そのことなどを審議するため,7月26日に金沢市民劇場第55回総会が行われます。


最後,2022年の前半の例会の推薦作品についての紹介がありました。

  • 2022年1・2月例会 劇団NLT「O.G」
  • 2022年3・4月例会  無名塾「いのちぼうにふろう物語」

無名塾の方は,90歳近くになる仲代達矢さんが主役で出演予定とのことです。

この日の情報提供の中で,色々な劇団の方からの演劇についての「ことば」を聞くことができたのですが,その中でいちばん印象に残ったのは,こまつ座代表の井上麻矢さんが「父の言葉です」としておっしゃられた
記憶せよ,抗議せよ,そして,生き延びよ
という言葉です。今回のコロナ禍も,過ぎ去ってしまうと意外にコロッと忘れてしまうものです。将来に生かすためにも,ままず「記憶せよ」というのが必要なのかもしれませんね。

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